ロシアのサンクトペテルブルグのハッカー集団が、ロシアのグルジア攻撃の前にボットネットでグルジア政府攻撃− ウェブテレビニュース 2008年8月18日



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ロシアのサンクトペテルブルグのハッカー集団が、ロシアのグルジア攻撃の前にボットネットでグルジア政府攻撃− ウェブテレビニュース 2008年8月18日


アメリカの複数のネット監視団体が、ロシア軍によるグルジア攻撃の前にサンクトペテルブルグのハッカー集団がグルジア政府のインターネットシステムに
ボットネットを使った攻撃が行ったことを確認した サイバー戦争が実際のホットワーの前に本格的の初めて登場したケースとして注目されている

ボットネットというのは、スパイウェアなどを他人のパソコンに忍び込ませ、傘下に置き、それを踏み台にして他のコンピュータシステムなどを攻撃するシステムだが
多い場合は数万台のパソコンを傘下に置いている場合もあるという

ボットネットを駆使して傘下のパソコンからターゲットのサーバーに同時刻にアクセスするような命令をかけると、ターゲットのサーバーは処理能力が追いつかなくなり
サーバーダウンでコンピュータ ネットワークが停止するということもある

中国では、陸軍、海軍、空軍に次ぐ第4軍として網軍という部隊を数十万人規模で編成しており、現在でも各国政府機関などのコンピュータシステムに侵入して
軍事機密情報なども盗み出しているようだ イギリスの情報機関MI6は、各国政府に中国の網軍の攻撃を警戒するように呼びかけている
 台湾政府のハッカー部隊「老虎部隊」はアメリカのコンピュータ部隊と連携しながら、中国「網軍」とのサイバー地下戦争を激しく展開しているようだ

今回のグルジア戦争で明るみに出たことは、サイバー部隊が従来の情報収集の任務から、空爆、地上戦の前の前哨戦として相手政府のコンピュータシステムを破壊して
戦争を優位に導こうと前面に出てきたということだ 従来のサイバー部隊の情報収集の役目から一歩進歩したともいえる

今回、暗躍したロシアのサンクトペテルブルグのハッカー部隊とロシア政府との関係は定かではないが、プーチン首相もメドベージェフ大統領もサンクトペテルブルグ出身
プーチン首相は旧ソ連の情報機関KGB出身ということを考え合わせると、かなり「怪しい」と疑わざるを得ない
2007年にもエストニア政府のコンピュータシステムが、ロシア政府機関などのIPアドレスから攻撃がかけられたという事件も起こっている

いずれにしても、影の部隊、地下部隊と思われていたサイバー部隊が戦争の最前線に飛び出してきたという意味でも今回のグルジア戦争は興味深い 要注目!
世界に既にサイバー戦争の時代?

●参考情報

2007.10.10エストニアの政府機関などに、ボットネットに感染したパソコンから大量にドスアタック、サーバーダウンなど相次ぐ

エストニアというと、バルト3国の1つでソ連崩壊後に独立した人口135万人ほどの小国だが、7割のエストニア人と3割のロシア人で構成されている
ITが進んだ国としても有名で、政府機関は今やほとんどがペーパーレスになっており、北にあるフィンランドのノキアなどのプログラミングを請け負っている
技術者などが多い国だ そのエストニアで4月26日、首都タリンで旧ソ連兵の銅像を郊外に移転する作業に政府が着手したところ、ロシアやアメリカや
中国や日本などのパソコンから、エストニア政府、大統領府、13省庁、2つの大手銀行、最大手の新聞社、大手プロバイダーなどへアクセス数が急激に増え
サーバーが一時ダウンするという事態に見舞われた

CERTエストニア・コンピュータネットワーク緊急対応機関などが、すぐに接続を遮断するなどの機敏な対策をとったおかげで、国全体の社会生活に被害が及ぶという
事態は、かろうじて避けられたようだ

この事件でエストニア検察庁は、国内在住の19歳のロシア語を使う大学生などを逮捕したが、その他にも攻撃に参加した人物は多数いるようで、ロシア政府の
関与が疑われているようだ ロシア政府はこのサイバーテロについても関与を否定しているがアクセスログの中にはロシア政府機関のIPアドレスも多数含まれているようだ
ただ、ロシア政府機関のIPアドレスが多く含まれているからといって、ロシア政府がやったとは言い切れないというのがボットネットのややこしいところだ

つまり、あらかじめスパイウェアなどを送り込み、パソコン乗っ取りを図り、支配下に置いたパソコンに「ドスアタックをせよ」という命令を出した可能性が高いからだ
このため、ドスアタックをさせられたパソコンは踏み台に使われただけで、実際にパソコン所有者がそれに気がついていないことも多いからだ

ボットネットのグループも様々だが、多い例では数十万台のパソコンを支配下に置いているグループもあるという
そういった支配下に置いたパソコンに「指定のサーバーに一斉にアクセスせよ」と命令を出すわけだが、そのアクセス量が膨大になると、サーバーは処理能力を越え、
サーバーダウンということになる 以前にヤフーーアメリカもこのドスアタックに見舞われ、サーバーダウンに追い込まれたことがある その後、ヤフーアメリカでは
アクセス段階でフィルターをかけるという対策をとっており、今はドスアタックによるサーバーダウンという話を聞かない

ハッキングの手口の中では、原始的な手口のドスアタックだが、未防備のサーバーに対しては今でも有効な攻撃方法といえるだろう
いずれにしても、ヨーロッパの国々では実際のホットワーの前段階としてのサイバー戦争という位置づけが為されており、各国政府は対策に懸命のようだ

これからの現代戦争は、事前のサイバー戦争を経て、ホットワーに進む可能性が高いようだ そのうちサイバー戦争に負けて、降伏というような国も出るかも?
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