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A級戦犯として東京裁判で有罪が確定、死刑が執行された元首相の東条英機の終戦直前の日記が、国立公文書館に保管されていることが判明した
A級戦犯の東条英機の主任弁護人の清瀬一郎氏が法務省に寄贈した裁判資料が国立公文書館に保管されていたようだ 終戦前後の日本政府の動向がわかる貴重な資料といえる
1945年(昭和20年)8月6日に原爆が広島に投下、8月9日に政府をポツダム宣言受諾を決定、保管されていた東条英機日記は8月10〜14日までだが
興味深い内容となっている
●東条英機日記(抜粋)
8月10日
お召しにより重臣一同参内、聖上より「帝国の今後採らんとする方針について総理より説明を受けたるごとし、よって重臣の意見を問う」とのお言葉あり
東条英機の意見「統帥大権を含む統治大権はごうまつも敵側に触れしむべきにあらず」
8月11日
今後予見すべき情勢判断 新爆弾(原爆)に脅え、ソ連の参戦に腰をぬかし、一部条件を付し在りといえども、全く「敗戦者なり」との観念に立ちたる
無条件降伏を応諾せりとの印象は軍将兵の志気を挫折せしめ、国民の戦闘意思さなきだに逓下せんとしつつ在る現況に更に拍車を加うる結果となり、軍の統帥指揮上に
大なる混乱を惹起し戦闘力において精神的著しく逓下を見るに至るなきやを恐る
8月12日
一、降伏の瞬間より、国家を統治する天皇及日本政府の権威は、降伏条件を実施するため、次のごとき正当かつ妥当なる処置を行う、連合国最高司令官に従属するものとす
(注)ポツダム宣言受諾を受けて日本側の天皇についての照会に対する「バーンズ回答」の翻訳文、「従属する」は外務省訳では「制限の下に置かれる」とされた
8月13日
戦いは常に最後の一瞬において決定するの常則は不変なるにもかかわらず、その最後の一瞬においてなお帝国として持てる力を十二分に発揮することをなさず
敵の宣伝戦略の前に屈し、この結 を見るに至る
もろくも敵の脅威に脅え手を挙ぐるに至るがごとき国政指導者及国民の無気魂なりとは夢想だもせざりしところ、これに基礎を置きて指導に当りたる不明は
開戦当時の責任者として深くその責を感ずる
8月14日
赤松大佐(首相時代の秘書官)へ
大義に殉ぜる犠牲もついに犬死に終らしむるに至りしことは前責任者としてその重大なる責任を痛感する 事ここに至りたる道徳上の責任は死をもっておわび申上ぐる
犯罪責任者としていずれ捕えに来るべし その際は日本的なる方法によりて応ゆべし、陛下が重臣を敵側に売りたるとのそしりを受けざるごとく
又日本人として敵の法廷に立つごときことは日本人として採らざるところ、その主旨にて行動すべし
小生の家族の件、世間はいずれ面白からざること相成るべくよろしく願う
上記が東条英機日記の抜粋だが、最後にGHQに捕まる前に自決するという覚悟を述べているが実際にはピストル自殺をするがピストルを撃ったことが無いのか?
打ち損じて負傷したところをGHQに捕まえられた 準備魔といわれた東条英機は打ち損じしないように心臓のところにマークを入れて、そこを狙ったとのことだが
陸軍大将でありながら、ピストルを撃ったことがなく照準を外してしまった おそらく陸軍大将でありながらピストルを撃ったことが無いので撃つと衝撃と反動が来ることさえ
知らなかったのだろう 東条英機らが起草した「軍人勅諭」の中の「戦陣訓」には「生きて虜囚の辱めを受けず」とあり、この条項で数万の将兵が犬死したわけだが
起草した張本人は「生きて虜囚の辱めを受け」東京裁判で死刑、絞首刑が執行された この事件に典型的に見られるように現場知らず、実戦知らずの秀才官僚が
机上の空論で妄想的な作戦を立てるものだから、やることなすこと全て失敗、補給も考えずに戦線を拡大し、多くの将兵が飢え死にしたのが現実である
東条英機は戦争の敗因を「国政指導者及国民の無気魂」に帰結しており、自ららの無能、無知、誇大妄想、非現実的根性論者、視野狭窄などには言及していない
こういう卑怯、卑劣、愚昧な指導者を持った日本国民こそ、不幸なもので、内地、外地で三百数十万人も犬死してしまった
「戦いは常に最後の一瞬において決定するの常則は不変なるにもかかわらず、その最後の一瞬において」の文章などは阿呆の大本営参謀の辻正信などと共通する
根性優先、非科学的思考の極致みたいな文章だが、こういう阿呆な指導者に指導された国民こそ、いい迷惑だろう 大局観が全く無いことを自ら白状しているようなものだ
原爆が広島、長崎に投下され、数十万人の民間人が死傷しても、「カエルの面にションベン」でまったく、応えているようには見えない
「兵力、武器の不足は根性で補え」というのが当時の大本営の指導方針だったようだが、阿呆な指導層が戦争をやると結果はロクなことにはならない
戦後、六十数年もたつが、いまだに太平洋戦争のキチンとした総括が日本はいまだ出来ていない
現在の日本もキチンとした総括の無いまま、第二の敗戦期を迎えているようだ 昔も今も、本質はさほど変わらない?
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