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北京オリンピック開催の8月8日に狙いすましたように黒海の東にあるグルジアで内戦が勃発した グルジアはソ連崩壊前の1991年4月にソ連から独立した国だが
現在のサーカシビリ大統領は親欧米派でNATO入りを目指している
ところが、グルジアの中にも親ロ派の南オセチア自治州、アブハジア自治共和国などがあり、こちらはロシアからの支援を受けている
2006年11月の南オセチア自治州の選挙では99%に住民がグルジアからの独立を選択した 2008年3月には南オセチア自治州議会が国連に独立の承認を求める
書簡を送った 同様の動きをしているのがアブハジア自治共和国だが、グルジア側としては独立を認めることは絶対に出来ない
グルジアはロシアを経由して、カスピ海の原油を地中海に運ぶ「RTCパイプライン」の経由地で情勢が悪化すれば、ヨーロッパへのエネルギー供給がストップしかねない
そういった地政学上の要衝の地がグルジアというわけで、欧米にとってもロシアにとっても、グルジアを傘下に置くことは安全保障上からも絶対必要となっている
ということで、今回の戦争は親欧米のグルジア VS 親ロ派の南オセチア自治州+アブハジア自治共和国という構図の戦いとなっており、双方、後ろに引く気は無いようだ
1400人以上死亡ということは立派な戦争状態で、ロシアのプーチン首相も事態を重視、すぐに北京から飛んで帰り、現在は南オセチアのすぐ北にある北オセチアに入り
作戦の指揮をとっているようだ エネルギー確保重視のプーチン首相も後ろに引く考えは無いようだ
グルジアはカスピ海と黒海に挟まれ、イラクとトルコの北にある人口440万人ほどの国だが、戦争状態が長引くと世界のエネルギー事情、平和に大きな影響が出るだろう
●親欧米派 グルジアとは?
・面積 6万9700平方キロメートル
・人口 440万人
・人種 グルジア人80%
・公用語 グルジア語
●親ロシア派 南オセチア自治州とは?
・面積 3900平方キロメートル
・人口 7万人
・人種 オセット人70%、グルジア人30%
・公用語 オセット語
・州都 ツヒンバリ
●親ロシア派 アブハジア自治共和国
・面積 8600平方キロメートル
・人口 16〜19万人
・人種 アブハズ人 グルジア人(住民の8割がロシア国籍)
・公用語 アブハズ語 ロシア語
第一次世界大戦もセルビアから始まったわけだが、そのセルビアも今年の2月にコソボ自治州がセルビアからの独立を宣言した
それにつられるように、南オセチア自治州もグルジアからの独立に動いているわけだが、グルジアは頑として認めない 背景には影響力拡大を狙うロシアの思惑があるわけだが
グルジアにもエネルギー確保を狙う欧米が支援している 双方の勢力の代理戦争といった趣だが、エネルギー価格高騰の折から、双方歩み寄る気配は無い
ロシアもチェチェン紛争に見られるように、エネルギー確保のためには強権も辞さずの姿勢だ ヨーロッパの国々もRTCパイプラインが止められると死活問題になる
下手にこじれると、第三次世界大戦のひきがねをひくことになる重大な懸念があるのが、グルジア内戦ということがいえるだろう どうなることやら、要注目
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