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環境意識の高まりなどから、二酸化炭素排出削減、脱石油の動きが燃料業界、自動車業界などで高まっているが、燃料大手の新日本石油が来年4月から
群馬県大泉町の三洋電機工場内で家庭用燃料電池の量産を開始する 当初は年産3000台から出発し、2015年までには累計15万台の量産を目指す
量産効果で現在200万円の家庭用燃料電池を2015年までに50万円程度にまで引き下げるとしている
価格が50万円くらいまで下がると、電気代の支払い状況にもよるが電力会社の電気を使うより割安になるかもしれない いずれにしても大量生産、大量販売が
出来るか?どうか?がポイントだろう 電力供給を独占している電力会社の横暴がささやかれる中で、他業種の電力業界参入で独占体制に風穴を開けてもらいたいものだ
また新日本石油は、太陽光発電でも三洋電機と業務提携しており、今年中に太陽光発電システムの試験販売に乗り出す予定だ
太陽電池の原料にあたるシリコンの分野では、シリコンウェハー製造のスペースエナジー社に出資した
東京大学先端科学技術研究センターの中に「ENEOSラボ」を設置し、次世代の有機系太陽光発電などの研究を東京大学と共同で進めている
将来的には、新日本石油は家庭用燃料電池や太陽光発電などの先端技術を組み合わせた「住宅用総合エネルギーシステム」の商品化をしたいとしている
燃料会社も自動車会社も燃料電池開発や太陽光発電の研究に必死に取り組んでいる日本だが、これは石油価格の高騰、供給不足などが懸念されているためだろう
海外でも、あのグーグルがプラグイン・ハイブリッド車(家庭用電源で充電可能なハイブリッド車)を含む電気自動車関連ベンチャーに数十億円を投資した
グーグルにしても、巨大データベースセンターには膨大な電力が必要になり、その電力を燃料電池などでまかなえるようになれば大きなメリットがあるだろう
またアマゾンやグーグルなどを育てた名門ベンチャーキャピタルのKPCBクライナー・パーキンス・コーフィールド&バイヤーズは、フォードの元子会社で現在は
ノルウェー企業の傘下にあるシンクや、その他の電気自動車ベンチャーに巨額の投資をしている 次の成長業種は電力関連とにらんでいるようだ
日本を含め、世界の企業が脱石油、脱石炭の新エネルギーの研究、開発、量産に猛烈な勢いで走りだしているいるようだ
日本の国は狭い国土で資源に乏しく、人口は1億2700万人と多い 農業で自給できる人口は3000万人程度、そこで資源を輸入して加工貿易で立国する必要がある
加工貿易が日本の主たる事業だが、そういう経済構造の中では技術力が生命線になる 高い技術力でより付加価値の高い商品を生み出さないと低賃金国の
中国やインドやベトナムなどに世界市場で勝てないということになる 高い付加価値の商品を生み出すには研究開発投資が必須となる
日本の企業がどのくらいの金額を年間に研究開発投資しているのか?をランキングしてみた やはり好業績企業は積極的な研究開発投資をしているようです
●2008年日本企業の研究開発投資ランキング
1位、トヨタ 9200億円
2位、ホンダ 6150億円
3位、松下電産 5600億円
4位、ソニー 5400億円
5位、日産 5000億円
6位、武田薬品工業 4850億円
7位、日立 4350億円
8位、東芝 4340億円
9位、キャノン 3870億円
10位、NEC 3750億円
11位デンソー3110億円、12位NTT3000億円、13位富士通2700億円、14位シャープ2030億円、15位富士フィルム2000億円
16位第一三共1690億円、17位アステラス製薬1610億円、18位エーザイ1540億円、19位三菱電機1514億円、20位三菱ケミカル1380億円
やはり研究開発投資が多い業種は、日本では自動車、電機、製薬といったところのようです この業種の企業が世界レベルで技術競争をしているというところでしょう
自動車と電機は世界トップクラスで競争していますが、製薬は売り上げ面で見ると、世界トップクラスにはまだまだ遠いようですが新薬開発に巨費が必要なのでしょう
それにしてもトップのトヨタの年間の研究開発投資額は9200億円と桁違いに多い 2位のホンダの6150億円に大差をつけてブッチギリのトップのようです
儲かっている企業の余裕でしょうか?
●07.26世界自動車販売上半期、1トヨタ(ダイハツ含む)前年同期比△2.2%増481万7941台、2GM前年同期比▼2.9%減454万0409台
●07.17自動車メーカー6月末株式時価総額、1トヨタ1706億ドル、2フォルクスワーゲン994億ドル、3ダイムラー637億ドル、4ホンダ625億ドル
●07.17自動車メーカー6月末株式時価総額、5日産374億ドル、6BMW290億ドル、7ルノー226億ドル、8フィアット178億ドル、9現代149億ドル
●07.17自動車メーカー6月末株式時価総額、10ポルシェ135億ドル、11スズキ128億ドル、12プジョー127億ドル、13フォード104億ドル
●07.17自動車メーカー6月末株式時価総額、14三菱自動車100億ドル、15ハーレーダビッドソン86億ドル、16上海汽車集団75億ドル
●07.17自動車メーカー6月末株式時価総額、17マツダ73億ドル、18GM65億ドル、19ヤマハ発53億ドル、20ダイハツ49億ドル
トヨタが今年上半期の世界自動車販売でGMを押さえてトップに立った アメリカの自動車販売市場は燃料費の値上がりなどから自動車から公共機関の乗り物などへの
転換が目立ち、極度の販売不振状態が続いているが中でも、大型車主体のアメリカのGMやフォードやクライスラーなどの痛手が大きいようだ
ガソリンガブ飲みのアメリカ車に比べ、日本車は比較的、燃費のいい環境に優しい車を作り続けてきたのがアメリカのユーザーの間で評価されたのだろう
今や、自動車メーカーの株式時価総額はトヨタの1706億ドルに対し、GMはわずか65億ドルに過ぎない 株式時価総額でいけばGMはトヨタの26分の1ほどの企業だ
トヨタを牽引するのはハイブリッド車のプリウスだが、このハイブリッド車はニッケル水素電池とガソリン駆動を巧妙に切り替えて燃費を低減するという仕組みだが
アメリカなどのユーザーから高い評価を受けているようだ 次世代の外部充電可能なプラグインハイブリッド車にはリチウムイオン電池を搭載する予定のようだ
そういうわけで、高性能な燃料電池の開発競争が世界的に起こっているわけだが、トヨタは京大の西尾晃治・特任教授らと提携して、リチウムイオン電池の
5倍以上の容量になる「金属空気電池」の開発に着手した
この金属空気電池は負極に亜鉛などを使い、空気中の酸素と反応して電気を生む 可燃性の液体は不要で、燃えやすい液体を使うリチウムイオン電池のように
発火事故を起こす可能性も少ない 容量も理論的には電池1キログラム当たりリチウムイオン電池の250ワット時の5倍以上の1350ワット時となる
まさに夢のような電池だが、現在はポケットベルや補聴器などに小型電池が使われているだけで、それを大型化、高性能化するためにはクリアすべき課題も多いようだ
1回の充電で500キロメートル以上走行可能で、ガソリンなどの化石燃料を使わない理想的なエネルギーだが、地球環境保護のためにも早く実用化して欲しいものだ
いずれにしても、世界の自動車メーカーは、脱ガソリンに向けて、各社ともアクセル全開といったところのようだ 最後の勝者は?
従来も光配線シートの上にテレビとDVDレコーダーを置くと光信号のままで高画質の画像が見ることも可能だったが、光配線シートの製造コストが高かった
東レがこの光配線シートを屈折率の違う二種類の樹脂を同時に固めるという製法で従来の5分の1のコストで作ることに成功し、実用化に踏み切った
開発した光配線シートは柔軟な樹脂製で光信号の通り道が何本も並ぶ構造になっており両端に光信号を送受信できる端子を取り付けて使う
加工はナノ(1ナノは10億分の1)メートルレベルで微細加工している
光配線シートの強みはパソコンなどの場合、光ファイバーを利用していても実際には一度電気信号に変えてから使うのに対し、光配線シートの場合は
光信号のままで通信できるため、雑音などが起こる可能性が少なくなる 当然、情報伝達速度が大幅に向上することになる
使い方としては、光配線シートの上に置かれたノートパソコンとノートパソコン同士のデータ交換、この場合、情報漏えいのリスクなどは当然少なくなる
また、光配線シートの上に置かれたケータイとケータイのデータ交換なども可能になる 情報交換のスピードも従来よりかなり速くなる
その他、利用方法についてはさまざまな利用法が開発されてくることだろう 第一の特徴は高速な情報伝達、第二の特徴は情報漏えいの危険性が少なくなることだろう
従来のソフトの有線接続などによるインストールなどが、光配線シートを使ったインストールなどに変わってくるかもしれない 早く実用化してもらいたいものだ
世界的にガソリン価格が急騰、またトウモロコシやサトウキビなどからバイオエタノールを作ることが世界的ブームになり、おかげで食品価格などが急騰しているが
ホンダとRITE独立行政法人地球環境産業技術研究機構が、雑草や麦わらなどの植物廃材からバイオエタノールを1リットル30円程度で作り出す技術を開発した
国内でのバイオエタノール生産は1リットル当たり100円を超えているが、今回ホンダなどが開発した技術は1リットル当たり30円程度と画期的に安くできる
実用化に向けては米ジェネシア・インターナショナル社(カリフォルニア州)の植物を分解して糖にする技術を活用、雑草や麦わらの繊維質を1回の処理で
エタノールに変えることに成功、他社の繊維質の種類ごとに処理する方式より製造コストがグーンと安くなった
実験では麦わら1キログラムから400ミリリットルのエタノールを作ることに成功した
この方式で北米で年産20万キロリットルの生産設備を建設すると、1リットル当たり30円程度という激安価格でエタノールが作れると試算している
なんといっても、原料が雑草や麦わらといった植物廃材なので従来のようなトウモロコシやサトウキビや小麦などといった食品では無いだけに実用化されれば
コストは安いし、環境にも優しいし、申し分の無い燃料が出来ることになる
ホンダでは年内に本田技術研究所(埼玉県和光市)の本社敷地内に年産125〜250キロリットル製造の実証プラントを建設する予定だ
量産技術を確立した後、特許を国内外の企業に販売、2010年をめどに植物廃材が豊富な東南アジアや北米などで量産プラントを稼動させる予定だ
このプロジェクトがうまくいった場合は、従来の化石燃料に頼らない燃料供給が可能になり、地球環境の改善にも大きく貢献することになる ぜひ成功して欲しいものだ
●食料以外の植物でバイオエタノールを作る進行中のプロジェクト
・日本 ホンダ+独立行政法人地球環境産業技術研究機構 雑草や麦わらなどからバイオエタノールを製造 1リットル30円程度で製造可能の見込み
・日本 三井造船 岡山県真庭市で樹木の間伐材を使ってバイオエタノールを製造を実証プラントを作って製造中、問題は間伐材の調達コスト?
・日本 大成建設+丸紅+サッポロビール 商用プラントを既に稼働中
・アメリカ レンジ・フューエルズ社 廃木材を使い年内に商用プラントを稼動予定
・アメリカ ベレニウム社 農産廃棄物を使った商用プラントを既に4月から稼働中
・カナダ アイオジェン社 麦わらを原料にした商用プラントを稼働中
・タイ 丸紅+サッポロビール+月島機械 サトウキビの残りかすを使った商用プラントを試験生産中
各社とも、食料以外の植物を活用したバイオ・エタノールの生産に意欲的に取り組んでいるようだが、一番の問題は製造コスト、原理的な技術は既に確立しているが
いかに安くエタノールを作るかが、一番の問題だろう なんといっても燃料市場は世界的な巨大な市場があるだけに、成功した会社は大きく飛躍することだろう
早く実用化してもらって、安いガソリンで走りたいものです
家電メーカーなどの家庭用発電装置の開発が花盛りの様相を呈している シャープや京セラなどは太陽光発電に力を入れているが、松下電産や東芝などは
ガス会社と提携して、家庭用燃料電池の開発に注力しているようだ
松下電産は、水素と酸素を化学反応させて発電するPFFC固体高分子型の新型燃料電池の量産を2009年から開始する 発電効率は最大39%で
火力発電所に近い効率になっている また発電時の排熱を使って温水を作るコージュネレーション(熱電併給)システムにすることで利用効率は最大93%にまで高まる
価格を太陽熱発電に対抗できるよう、2015年までに50万円程度までコストカットする予定だ 各社の取り組みぶりを見てみよう
●家電各社などの家庭用燃料電池や太陽光発電装置などの開発の状況
・松下電産 東京ガスと提携して一般家庭の電力の6割をまかなえる家庭用燃料電池の量産を滋賀県草津市の草津工場で開始、15年に50万円目標
・東芝 大阪ガス・出光興産と提携して、増産計画を検討中
・三洋電機 大阪ガス・新日本石油と提携して、「ENEOSセルテック」を4月に設立、
・トヨタ 東邦ガス、アイシン精機と提携して、共同開発
・荏原製作所 東京ガス・新日本石油と提携して、神奈川県藤沢市の工場を増設して、量産開始
・TOTO 固体酸化物型の低価格製品を2011年度に発売予定
・新日本石油 東大先端科学技術研究センター内に「ENEOSラボ」を設立、発電効率が40%火力発電所並みの高効率太陽光発電システムの開発を目指す
海外でもアメリカのシリコンバレーのベンチャー企業などが積極的に太陽光発電の研究に取り組んでいる
また、ブラジルやアメリカなどではバイオエタノール燃料によるガソリン代替物の研究、開発、実用化などが盛んになっている
日本では、電力の供給は電力会社のほぼ独占状態で競争原理が働かないことから、電気代も高いようだ 家電メーカーなどがガス会社と提携して電力供給に参入すれば
競争原理が働くことになり、少しは電気代も安くなるかもしれない
電力会社は各地で電化住宅の普及を推進しており、ガス会社は押されっぱなしといった苦しい状況に追い込まれているようだ この当たりで家電メーカーと提携して
独占的な電力供給の業界に風穴を開けてもらいたいものだ 横暴な電力会社のやり方に腹を立てている国民も多いようだから、同価格なら普及も進むだろう
バイオエタノール・ブームで食料のトウモロコシやサトウキビなどで燃料のエタノールを作ることが世界中で行われているが、需要急増で価格が高騰、栽培農家だけが
ウハウハ状態という困ったことになっているが、日本の三菱総合研究所、京都府立海洋センター、東京海洋大学などが、海藻からエタノールを作り出し、日本の
燃料需要をまかなうという大構想を発表した
構想では、日本海の比較的に浅い海で海藻のホンダワラ(Sargassumfulelum)を栽培する ホンダワラは1ミリ半の「幼胚」が1年半で30センチに成長する
その30センチのホンダワラを海藻養殖場にロープをつけて沈めておくと、半年で1〜3メートルにまで成長する この成長したホンダワラを発酵させて
エタノールを作り出し、燃料に使おうというのが今回の大構想の概要だ
すでに同じく海藻のアオサでは実験に成功しており、原理的にはエタノール製造が可能になっている 従来から海藻からエタノール製造という構想はあったが
海藻の水分を効率的に取り除くことがネックになっていたが、三菱総合研究所が「約セッシ170度に過熱した水蒸気をアオサに吹き付けることで、細胞膜を壊し
水分を取り除くことに成功した」という 海藻は水分が90%を占めており、水分を取り除いた残りの10%にセルロースなどの成分が含まれているという
そのセルロースを発酵させて、エタノールを作ることになる 乾燥重量100グラムのアオサから、30ミリリットルのエタノールの製造に成功したという
この原理で成長の早いホンダワラを使えば、四国の半分くらいの海藻養殖場で取れたホンダワラから、日本の燃料需要の3割をまかなうことが出来る量のエタノールが
製造可能になるという
今まではあまり注目されていなかった海藻の燃料への転用だが、周囲を海に囲まれた日本は一躍、資源大国になる?可能性も出てきたようだ
日本では、沖縄県宮古島でのサトウキビからエタノールを作る実験や、三井造船などが岡山県真庭市で行っている樹木の間伐材からエタノールを作る実験や
ホンダなどが行っている雑草などからエタノールを作る実験など数多くの実験が行われているが、問題は製造コストをいかに下げるか?だといわれている
現在の化石燃料の石油などの価格を下回る製造コストでないと普及しない
今回の三菱総合研究所などの実験は広大な海でホンダワラを栽培するという実験だが、製造コストが石油を下回れば、大いに有望な事業だろう 日本も一躍、資源大国?
兵庫県三田市の植物栽培装置開発ベンチャーの、きゅぶふぁーむ(丸元誠一社長)が、神戸大学大学院農学研究科(金地通生准教授)と共同で
レタスなどの葉物野菜の生産効率が20倍になる水耕栽培の技術を開発した
栽培の原理は、直径3.5センチ、高さ250センチのプラスチック製円筒に複数の穴を開け、野菜の苗を穴に固定する 装置のまわりに冷陰極蛍光ランプをつけ
装置内部で回転する5本の円筒を照射する 冷陰極蛍光ランプの波長は植物が光合成をしやすいように波長を調整したという
土は使わず、水や養分は円筒の裏側から補給する 農薬を使わず、無農薬野菜がシステム的に製造できるのが特徴
価格が一式600万円とやや割高となるため、レストランやスーパーなどでの宣伝を兼ねた展示販売用に用途を想定している
きゅぶふぁーむでは、農業進出を目指す株式会社や大型農業法人などの植物向上向けの装置の直径が10〜15メートル、高さが6〜7メートルの大型装置の開発も
手がけており、今回は小型版をリリースした
食料自給率の低下、中国産野菜や食品の農薬汚染問題、株式会社の農業への参入などで、農業への関心が高まっているおりがら、タイムリーな企画となったようだ
きゅぶふぁーむは、兼業農家だった丸元誠一社長が2000年に設立、「超高密度植物垂直ミスト水耕システム」と名づけて、水耕栽培の研究を進めてきた
水耕栽培は既にトマトなど多くの野菜などで使われているが、大半は農場などで行われており、スーパーやレストランなどでの展示販売用というのは珍しい
いずれにしても、消費者の安全志向、無農薬野菜志向、など安全志向が高まっているのでヒットするかもしれない まだまだベンチャーが活躍する分野はあるようです
従来は、地球深部はマントル対流が動き回っていると考えられていたが、岡山大学地球物質科学研究センター(鳥取県三朝町、芳野極研究員)が地球再現実験で
地球内部はカラで、水分もカラカラ状態マントル対流もほとんどないということを発見し、イギリスの科学誌ネイチャーに発表した
芳野研究員らは、深さ410〜460キロで流動するマントル遷移層に含まれる二種類の鉱物を地球内部と同じ状態の高温高圧にし、含水量を変えながら
電気抵抗を計測したところ、含水量が多いと磁気嵐などを利用した観測値と一致せず、含水量がゼロ(水をほとんど含まない)とした場合に観測値が一致した
ということで、地球深部には水がほとんど無い状態、つまりマントル対流がほとんど無い(水分が少ないため粘性が高くなり、ほとんど動かない)状態ということがわかった
今までは、プレートの沈み込みに伴い、海水などが地中深くまで引き込まれると考えられていたが、再現実験では浅い部分には水があるが深い部分には水が無いことがわかった
マントル対流は、地震学者などが地震発生のメカニズムとして盛んに喧伝している理論だが、浅い部分でしかマントル対流が起こらないということになると
地震発生のメカニズムの新たなる解明、理論が必要になるだろう
芳野理論は、地球は言ってみれば、中が空洞の丸いボールのようなものだということになるので、地球科学、地球物理学などに大きな影響を与えることになるだろう
月の構造も中が空洞という説もあるが、地球も同じく、中が空洞のボールのようなものなのだろうか?新たなる解明が待たれるところだ
店舗などで監視用の無線カメラを設置するケースが増えているが、NECでは従来の電気配線が不要の蛍光灯から給電する無線カメラを開発した
カメラで撮影した映像は無線LANで送られるため、簡単な取り付け工事だけで利用可能になる
蛍光灯から給電する方法は蛍光灯の周りにドーナツ状のコイルを設置し、コイルが蛍光灯の磁界をとらえ、電磁誘導の原理により、2次的にコイルに流れる電流を
無線カメラに供給し、カメラに撮影させる 撮影された画像などは無線LANで送信するため、従来の配線工事などは不要になる
●蛍光灯による照明の原理
蛍光灯は、通電により加熱された電極の間に高い電圧をかけたとき、電子が放出される現象(熱電子放電)を利用した照明
管内に放出された熱電子は、水銀電子と衝突して紫外線を発生させる この紫外線が、管の内面に塗られた蛍光物質に当たり、可視光線が管の外部に放出されるシステム
インバータ式蛍光灯では、商用周波数である50〜60ヘルツの交流電流を50キロヘルツ程度の高周波電流に変換する
このため、管内の電極間の放電回数も増大し、比較的高いエネルギーの磁界が管の周囲に誘起される
2年に1度開催される技能オリンピック大会が、静岡県沼津市などで第39回大会が開催されたが
日本が金メダル16個を獲得し優勝した 2位は韓国で金メダル11個、3位はフランスの5個だった
2年前の2005年第38回大会も日本・スイス・南チロル・イタリアなどが優勝しており、日本は2連覇となる
●2007年第39回 技能オリンピック結果
1位、日本 金メダル16個(トヨタグループ5個 日立グループ4個)
2位、韓国 金メダル11個
3位 フランス 金メダル5個
日本は、移動式ロボット、造園、自動車板金、溶接、ポリメカニクス(8連覇・精密な機械を加工して組みたて)などで優勝した
今回の技能オリンピックには、世界46カ国から22歳以下の若者813人が集まって、技能を競い合った
一時は低迷していた技能オリンピックでの日本のランクだったが、2005年からは鮮やかに復活した
日本はなんといっても、資源小国、資源を輸入して加工して付加価値を高め、それを輸出して利益を出す必要がある国だから
技術力、技能などが国の生命線になっている 今回の優勝はトヨタや日立などの技術者の奮闘によるところが大きいようだが
日本という国の底力をアピールする絶好の機会になったようだ 3連覇目指して頑張ってもらいたいものだ
松下電産の社内ベンチャー、eスター社(大阪市中央区)がJAXA宇宙航空研究開発機構や海上技術安全研究所と共同研究を進めていたスターリングエンジンの
実用化に成功した スターリング・エンジンというのは1816年にスコットランドの牧師、ロバート・スターリングが原理を発明した
スターリング・エンジンというのは、シリンダー内に気体を封入し、外側から加熱と冷却を繰り返すことでピストンを作動させるエンジンのことだが、
後に発明されたガソリンエンジンやディーゼルエンジンに比べ、性能やコスト面で劣ったため歴史から姿を消したが、1970年代に起こったオイルショックや
新素材の熱伝導性に優れたセラミックスの開発などで再び脚光を浴びている
eスター社が開発したスターリング・エンジンは発電機と貯油タンク、バックアップ給湯器、制御コントローラなどで構成され、1年間の電気代や給湯代などが
▼25%減になり、CO2二酸化炭素も▼30%程度削減できる
従来のコージュネレーションシステムは一戸建てを対象にしていたが、今回のeスター社のスターリングエンジンは設置スペースが半分程度で済むため
マンションなどの集合住宅でも使用が可能なようだ
eスター社は2010年ごろから「エコスター」という商品名で50万円程度で発売する予定にしている
eスター社のCEO最高経営責任者の赤澤輝行さんは松下の技術者だったが、2年前に社内ベンチャー支援制度を利用して会社を設立した
赤澤輝行CEOは、「今まで捨てられていた熱をエネルギーとして復活させることができる 21世紀型の環境エンジンだ」と話している
スターリングエンジンは騒音や振動も小さく、排ガス中の窒素酸化物などの有害物質を減らせるなどの環境に優しいエンジンということで実用化が大いに期待される
松下電産も中々、面白いエンジンに目をつけたものだ 早期実用化、早期普及が望まれるところだ
本田技術研究所と地球環境産業技術研究機構が、雑草から汎用樹脂のポリプロピレンを合成する技術を開発した 原料が雑草でいいため、ほぼ無限にある
日本の雑草が有効利用されるようになる 作り方は植物に含まれる繊維(セルロース)を糖に分解した後、遺伝子を組み替えた大腸菌などの微生物を利用して
アルコールの一種「プロパノール」を作る これを使ってポリプロピレンを合成する 雑草2〜3キログラムからポリプロピレン1キログラムが出来るという
石油から作る場合に比べ、二酸化炭素CO2が3分の1に削減できるという
ポリプロピレンはフィルムや容器、自動車部品として使われる汎用樹脂で、国内生産量は年間300万トン、石油からポリプロピレンを作る既存の設備も
活用できるため、量産も可能だという
従来はトウモロコシなどを原料にポリ乳酸という樹脂が作られているが、トウモロコシ価格の高騰、耐熱性や強度にも問題があるといわれている
今回の雑草から作るポリプロピレンは、まず原料の雑草が仕入れがタダに近いこと、また強度でもポリ乳酸を上回っている
雑草を刈れば、環境が美しくなるし、それを利用したポリプロピレンはフィルムや自動車部品など多用途に使えるし、二酸化炭素排出量は石油の3分の1になる
地球環境にも優しい「雑草によるポリプロピレン製造」は、これからの化学産業の一つのあり方を指し示すものかもしれない
雑草以外でも、樹木の干ばつ剤を利用したバイオエタノール製造も試験的に行われているようだが、このケースのネックは干ばつ剤の調達に意外にコストがかかることのようだ
その点、雑草を原料にする場合は、仕入れコストが安い、運搬にも便利、加工もしやすいということから、これからバイオエタノール製造のエースになるかもしれない
トウモロコシやサトウキビなどによるバイオエタノール製造が原料価格の高騰という問題を抱えている現状で、「雑草によるポリプロピレン製造」は非常に面白い
企画のようだ 日本発のホームラン技術になるかも?
自動車のコンピュータ化は近年急速に進み、1980年代は5個程度だったコンピュータ制御装置が現在で30個を突破している 一部高級車では100個を超えている
自動車の製造原価の2割程度が電子・電気部品で、エンジンとモーターの切り替えなど複雑な制御が必要なハイブリッド車では5割にも達している車もあるようだ
そういった中で自動車のコンピュータ制御装置は現代の自動車の最重要部品になるわけだが、これをコントロールする自動車用OSはドイツの自動車部品メーカーの
ボッシュが押さえている パソコンで言えばマイクロソフトのウインドウズみたいな地位をボッシュの「オーゼック」というOSが占めているようだ
そこで、日本の自動車メーカーもトヨタ・ホンダ・日産など10社が独自の自動車用OSを開発しようと「JasParジャスパー」という組織を作った
この開発を経済産業省も支援し、来年度予算で十数億円程度の委託費をジャスパーに投入する方針のようだ 計画では2009年中に試作品を完成させ
5〜10年後の実用化を目指す方針のようだ
ドイツのボッシュもBMWやダイムラー・クライスラーなどと共同で次世代OSの開発に取り組んでおり、こちらは2008年中に試作品が完成するようだ
現代の自動車は昔の自動車とは違って、コンピューターカーともいうべきコンピューター化が進んでおり、GPS機能やマップ機能や通信機能などが加味され
将来的には走るコンピューターというような形になるようだ
そういった中で、自動車用電子部品を総合的のコントロールする自動車用OSの重要性は増すばかりで、この開発を制する自動車メーカーがチャンピオンになる
可能性が高い 日本の自動車メーカーはこの分野でヨーロッパ勢にやや出遅れているようだが、頑張ってなんとか巻き返してもらいたいものだ
自動車の動力も燃料電池とかバイオエタノールとか多様化してく傾向の中で、それらをコントロールする自動車用OSの重要性はさらに増すことだろう
技術的には一種の組み込み系プログラミングでアセンブラ(機械語)とC言語あたりを使うのだろうが、使う先が自動車ということでまず動作の正確性、安全性が
強く求められるのだろう 各電子部品の動作を統合して管理するOS(オペレーションシステム)の重要性は、これからますます増していくことだろう
日本の技術陣の実力を見せてもらいたいものだ
自動販売機も賢くなってきたものだ 大阪市にICタグつきのランドセルを持った子供が自動販売機の前を通ると、親に、「今、お子さんが無事通りましたよ」とメール
また、子供が危険を感じてICタグのヒモを引っ張ると自動販売機が警告音を鳴らすような装置もついている
「ひったくり日本一」という大阪市の住民に強い味方が現れた その名も「街角見守りロボット」これで、大阪市民の安全はバッチリ?
次々に進化している自動販売機だが、神戸市と名古屋市では自動販売機に取り付けられた電光表示板で、災害時などに避難指示などの情報が流せる
「災害情報提供システム」などがすでに実用化、設置されている
いわば、従来の飲料などの自動販売から機能を拡充して多機能化しつつある自動販売機といったところだろうが、こういうように活用されるというのも
日本に自動販売機が異様に多いからだ 世界一の設置数はアメリカの782万台(05年末)だが、日本は堂々第2位の551万台も設置されている
種類の内訳は飲料自動販売機が48.2%、コインロッカーなど22.5%、タバコ自動販売機10.3%、その他自動販売機16.4%となっている
商品の売り上げも巨大で06年の売り上げ総額は6兆8302億円にも上っている
●自動販売機の商品別売り上げ2006年6兆8302億円(日本自動販売機工業会調べ)
1位、飲料 40.0% 2兆7302億円
2位、タバコ 26.9% 1兆8421億円
3位、券類 25.3% 1兆7252億円
4位、自動サービス機(コインロッカーなど) 1.5% 996億円
5位、食品 1.1% 780億円
その他、5.2% 3549億円
自動販売機の歴史は意外に古く、紀元前215年にエジプトの神殿でコインを入れると聖水が出ててくるという自動販売機が設置されていました
日本では、明治37年に発明家の俵谷高七が切手自動販売機を発明して、当時の逓信省に採用されました 大正13年には中山小一郎が袋菓子自動販売機を開発しました
昭和32年には噴水型ジュース自動販売機が登場し、本格的な自動販売機の時代になりました 昭和30年代後半からはコカコーラが日本市場に積極的に進出してから
日本で自動販売機が急速に普及し、今では総売上高は6兆8302億円と巨大産業に成長しました
現在は、自動販売機のネット化、情報化といった動きが顕著ですが、まさに今、自動販売機は変身中といえるでしょう
将来的には、ユーザーと情報の双方向通信、つまり自動販売機の前に立つと体調や栄養状態に合わせて最適のサプリメント健康補助食品の提供や
メーク済みの顔をシミュレートした上での化粧品の購入、コスメ自販機の登場などが予想されているようです
技術の進歩に合わせて、自動販売機も次々に変身を遂げているようです 情報化、ネットワーク化で変化のスピードも早くなってきているようです
福井県立大学生物資源学部の木元久准教授が、福井県内で「畑に越前ガニの甲羅を畑にまくと作物がよく育つ」という伝統農法にヒントを得て、土壌菌を研究
あわら市内の畑の土からカニの甲羅を分解する細菌を発見、「アワラネンシス」と命名した
カニの甲羅には、関節症の改善や、美肌に効果がるとされるアミノ酸の一種「N−アセチルグルコサミン」が多く含まれているが、従来の抽出方法は
塩酸などを利用した複雑な方法で、アミノ酸の製造コストが高いという欠点があった
同教授の新発見の「アワラネンシス」という細菌を利用したアミノ酸抽出方法は、比較的、簡単に、安価にアミノ酸を大量に抽出することが可能になるという
越前ガニはズワイガニのことだが、今まで廃棄物か、畑に肥料として撒くくらいしか使われていなかったが、同教授の新アミノ酸抽出法で新たな産業資源として
有効活用される可能性が出てきた
来年の3月に名古屋市内で開かれる日本農芸化学会で研究成果が発表される予定だ
日本で消費されるカニは毎年膨大な量になり、甲羅は廃棄物として処理されることが多い現状が、新分解細菌によって、健康食品、美肌商品の原材料として
有効に活用されるようになれば、画期的な研究成果ということになるだろう ゴミ箱から宝の山?
国土交通省が国内で走っているオートマチック乗用車の2006年末の燃費ベストテンを発表した
それによると、燃費ベスト1はトヨタのプリウスでなんと!1リッターで35.5キロも走行可能という結果になった
2位は、ホンダのシビックハイブリッドでこちらは1リッター31キロも走る
3位はトヨタのヴィッツだが、こちらは1リッター24.5キロでグーンと落ちる 燃費に関してはプリウスとシビックHBが図抜けていいようだ
●2006年末の国内乗用車の燃費(オートマチック車1リッターあたり走行距離)ベストテン(国土交通省調べ)
1位、トヨタ プリウス 35.5キロ
2位、ホンダ シビックハイブリッド 31.0キロ
3位、トヨタ ヴィッツ 24.5キロ
4位、ホンダ フィット 24.0キロ
5位、トヨタ ベルタ 22.0キロ
6位、トヨタ パッソ 21.5キロ
7位、ダイハツ プーン 21.5キロ
8位、三菱 コルト 20.5キロ
9位、トヨタ エスティマハイブリッド 20.0キロ
10位、ホンダ フィットアリア 20.0キロ
軽自動車は、1位ダイハツ ミラ、2位スバル R1、3位スバル R2
2005年の全ガソリン乗用車の平均燃費は前年比△0.1キロ増の15.1キロで、昔に比べかなり改善してきているようだ
政府は2015年までに燃費を16.8キロ以上になるようにメーカーを指導しているようだ
トヨタのプリウスはアメリカでも超人気で数ヶ月待ちで納車のような状態だが、環境基準が年々厳しくなっていることから
環境にやさしい、燃費のいい車の需要はまだまだ増えるだろう
1リッター35.5キロというと驚異的な数字だが、この数字は燃費の悪い車のほぼ倍近い数字で、年間の燃料費もかなり安くなるだろう
ガソリン価格も値上がりの動きが出てきており、新車の買い替えなら燃費のいい車を選ぶべきだろう 年間維持費がかなり違うだろう
中国電力の子会社の中国電機製造(広島市南区)が海水を氷にする技術を開発した この海水氷を魚の冷凍保存などに使うと
従来の真水で出来た氷に比べ、冷却速度が4倍速く、また保冷力も2倍にアップするという
例えば、体温17度の魚を5度に冷却するのに従来の真水の氷では2時間かかっていたのが、海水氷では30分で冷却できるという
また、マアジを使った冷却テストでは、1週間後、真水氷で冷却したマアジは煮炊き用にしか使えなかったが、海水氷で冷却したマアジは
サシミに使えるような鮮度を保っていたという
これは、海水氷を作る際に、海水を電気分解したアルカリイオン水に海洋深層水に近いミネラル分を含む水を一緒に凍らせるため
魚にミネラル分が浸透することで、魚の腐敗を遅らせる作用が働くことによるものと見られる
同社は、2003年から日本大学生物資源科学部と共同で海水氷の研究を進めており、今までに開発費用を7000万円投資した
製造工程は、1海水を紫外線で殺菌→2海水を電気分解して弱アルカリ性の電解水を作る→3海洋深層水に近いミネラル分を加える
→4製氷
という工程だが、出来上がった氷は角が丸く魚を傷めないという特性もあるようだ
漁業関係者に需要が高い商品で、コスト面さえクリアすれば、ヒット間違いなしの新商品のようだ
消費者も、新鮮な魚、サシミに使えるような鮮度を保った魚が手に入るようになるかもしれない 早く実用化してもらいたいものだ
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